初心者OK!こどもプログラミング入門(Scratch)

子ども向けプログラミング学習の定番「Scratch」の使い方。我が子(小学1年)の初挑戦記録付き。

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「待つ」と「繰り返し」ブロックで歩き方がグッとリアルに

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Scratch(スクラッチ)で何かと出番の多い「10歩動かす」ブロック。

名前だけ見ると、指定した歩数トコトコと歩くイメージがあるのですが実は違います。

「歩く」というよりは、シュッと「瞬間移動」させるブロックと言った方がよい動きであることは、実際にScratchを使うとすぐに気が付くと思います。

 

「50歩動かす」のように移動する幅を広げたとしても同じで、50歩分の幅をシュッと移動するだけです。

今回はこの瞬間移動から、トコトコというイメージでよりリアルに“歩くように、ネコへの指示の出し方を変更したいと思います。

 

重要なのは待つ時間 

トコトコと移動させるには、「10歩動かす」のような短い距離の移動を繰り返せばいいのでは?という気もするのですが、「10歩動かす」ブロックを単につなげただけでは、結局見た目は変わりません。

 

スローモーションで見れば、「一回目の10歩移動」が終わり次第「二回目の10歩移動」、さらに終わり次第「三回目の10歩移動」というように順番に実行されているはずなのですが、なんせそのスピードが速い(^_^;)

実際には全部が一瞬で行われ、シュッと移動して終わります…。

そこで必要となるのが、指示と指示の間に待ち時間を入れるということです。

 

待つためのブロックを入れる

専用のブロックが用意されているので、待ち時間の設定も簡単です。さっそくやってみましょう。

まずはお馴染みの「○歩動かす」ブロックを「20歩」にしたものを配置。

次に中央のブロックパレットで「スクリプト」タブの「制御」から「1秒待つ」のブロックをドラッグして、下にくっつけます。

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待ち時間を調節する

秒数の部分は変更できます。

トコトコと歩くように動かすには、待ち時間が1秒では長すぎるので、「0.5」秒に変えました。

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これでトコっと歩きます。

この2つのブロックの組み合わせを繰り返すことで、トコトコとネコを歩かせることができます。

 

繰り返し用ブロックで楽々設定

同じ指示を繰り返し実行するには、その指示のためのブロックを何度もつなげればOKです。今回の場合はこのような具合です。

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これでももちろん動くのですが、すでに見た目が長いです(^_^;)

何歩分も複製するのは面倒ですし、たった4歩でこれでは先が思いやられます。そこで便利なのが「○回繰り返す」ブロックです。

 

内容を挟むように繰り返し用ブロックを配置する

繰り返し用のブロックを使って、「20歩動かす」と、「0.5秒待つ」を4回繰り返す設定をしてみます。

「スクリプト」タブの「制御」から、「10回繰り返す」ブロックをドラッグ。「10回繰り返す」と書かれた部分を、繰り返しの始まりにしたいブロックに重ねると、ブロックを挟むような形に変化するのでドロップしましょう。

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このようになればOKです。

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繰り返す回数を調節する

繰り返しの回数は、歩数などと同じ要領で変更できます。ここでは「4回繰り返す」に変更しました。

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これで繰り返しの指示はOKです。同じ指示のブロックを4回分並べるより、手間もかからず見た目もすっきりしました。

実行してみると、10歩×4分の距離を一瞬で移動するのではなく、10歩分ずつ小刻みに移動するようになっているはずです。

繰り返すは重要キーワード

見た目がすっきりして、プログラムの内容が一目でわかりやすいことは、少し長めのプログラムを作るようになるとかなり重要なポイントとなります。

特に「繰り返す」は、とてもよく使われるブロックの一つです。ぜひ覚えてきましょう。

 

この「とことこ歩く」指示のブロックを他の動きと組み合わせてももちろんOKです。ちなみに一つ前の記事のセリフと移動を組み合わせた状態の移動部分をトコトコにするとこんな具合です。

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「待つ」を効果的に使おう

ブロックによる指示は、上から順に実行されるとはいえ、今回の移動の指示を組み合わせた場合のように、すべてが一瞬のうちに実行されてしまい、意図した通りの動きにならない場合も多くあります。

「○秒待つ」ブロックを使ってうまく間を取り入れることで、より思い通りのアプリが作成できます。

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