初心者OK!こどもプログラミング入門(Scratch)

子ども向けプログラミング学習の定番「Scratch」の使い方。我が子(小学1年)の初挑戦記録付き。

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子どもも、初心者の方もわかりやすいよう、できるだけかんたんな言葉を使ったパソコン使い方ブログも始めました。学校の発表に利用されることも多いパワーポイントの使い方から、大人にも子どもにも役立つパソコンの使い方をいろいろ紹介予定です。プログラミング以外にも、パソコンを便利に活用しましょう。

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Scratchのキャラとプレイヤーでやり取りする仕組みを作ろう(自己紹介アプリ-1)

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Scratchには、キャラとプレイヤーで情報をやり取りできるブロックもあります。今回はこれを使って、プレイヤーが答えた通りにキャラが自己紹介するアプリを作成してみます。

次女の中での「にゃこたろう」像は意外に小さい

完成するとどのようなアプリになるかをまずは見てみましょう。プレイヤーとして答えを決めたのは、小学2年生の次女P子です。

スタートはこんな具合です。

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ねこが質問してくるので、下の入力欄に答えを入力。「enter」キーを押します。

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左上の欄に回答が表示されます。次の質問をしてきますので答えていきます。

 

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全部の質問に答えると、その答えを使って自己紹介を始めます。

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P子の中での「にゃこたろう」は、意外に幼い5歳で、自分と同じバナナが好きという設定でした。試しに長女にもやらせてみたところ、好きな食べ物は「アイス」に。やっぱり自分の好物を入れてました(^_^;)

 

起動時に必要なものを配置する

それではさっそく作っていきましょう。まずはアプリ起動時時点の状態を図のように作ります。

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必要な設定は以下の3点です。

  • 背景を入れる(図はライブラリの「stage2」)
  • ネコの位置を指定する
  • 初めのセリフを言わせる

ブロックはこのように並べました。

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基本の操作はこちらの記事でチェック

背景の入れ方、位置の設定、セリフの入れ方は以下の記事で詳しく紹介しています。わからない場合はチェックしてみてください。

背景を使ってシチュエーションを演出する

整列にもジャンプにも応用可能!座標の使い方をマスター

子どもウケにはコレ!ネコにセリフをプラス

 

変数を作ろう

質問の答えは「変数」保管でき、その後の自己紹介に利用できます。質問の内容に合わせて変数を作りましょう。文字で見るとやや複雑な気がしますが、画面を見るとすぐに仕組みがわかると思います。

 

質問名を付けた変数を作る

変数を作っていきましょう。スクリプトタブの「データ」をクリックしたら、「変数を作る」をクリックします。

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変数作成用画面が開きます。「変数名」を入力したら、「OK」ボタンをクリックします。質問の内容分だけ変数を作るので、内容が分かりやすい名前にしておきましょう。

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変数ができました。

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質問の数だけ変数を用意

同じ要領で質問分の変数を作ります。質問1つに対し、1つの変数を作っておきましょう。例では「名前」「年齢」「趣味」「好きな食べ物」の4つを作りました。

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質問の答えを変数に入れる

ネコに質問を言わせる設定と、その答えを変数に保管する設定をします。それぞれブロックをつなげるだけで簡単に設定できます。

 

ネコに質問を言わせる

ネコに質問を言わせるには、スクリプトの「調べる」にある「□□と聞いて待つ」ブロックを配置します。f:id:shufufu:20170503171652j:plain

 

質問内容の部分は自由に変更しましょう。

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変数に入れる設定をする

「データ」にある「□□を□にする」のブロックを、先ほどの質問用ブロックにつなげます。

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左側の部分を上の質問にあわせた内容に変更して、右側の部分に「調べる」にある「答え」ブロックをはめ込みます。

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試しに質問に答えてみる

一問目が正しく動作するかを確認してみます。ステージの上の緑の旗をクリックして、質問が表示されたら、答えを入力して「enter」キーを押します。

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「名前」の欄に入力した文字が表示されればOKです。

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ブロックをコピーして他の質問も設定しよう

残りの質問も同じように設定しましょう。ブロックを右クリックして「複製」を選んでコピーして、内容だけを変えると簡単にできます。

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すべての質問のブロックが設定できたら、一度実行します。

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すべての欄に正しく答えが入ればOKです。

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起動時に変数を0に戻す

入力した内容が表示されたままだと、次に使う人に対して見栄えがよくありません。そこでアプリの起動時に変数を0に戻すためのブロックを入れておきましょう。

「データ」にある「□□を0にする」ブロックを、「緑の旗をクリックされたとき」の下に入れます。

質問欄すべての分のブロックを入れ、それぞれが「0」になるように設定します。試しに実行して、各変数が0に戻るのを確認しておきましょう。

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これでキャラとプレイヤーのやり取り部分はできました。次回は、答えを使って自己紹介させる設定をやってみます。

 

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