小学校でプログラミングが必修になる2020年の時点で、まだ小学生の我が家の次女P子(4月より小学2年)。
ちょっと先取りを…と、母と一緒にScratch(スクラッチ)をボチボチ楽しんでいるものの、自称「大作」の物語は作るのが大変なようで、集中力が欠けてきている様子が見て取れる。低学年くらいだと、すぐに完成できるものを作る方がどうやら楽しいようです(^_^;)
そんな彼女が最近楽しんで作ったのが、Scratchを使った姉へのバースデーカード。Scratchチームが公開しているバースデーカードを見たことのあったP子が、姉の誕生日の少し前に思い立ち…
お姉ちゃんに内緒で作る!
と、隠密計画で作成。誕生日に公開したところ、意外にもずいぶん喜ばれていました。
簡単も、凝ったものも!自在に作れるリミックス
というわけで、今回から数回に分けてバースデーカードの作り方を紹介してみたいと思います。
次女の作ったカードは、姉の名前を随所にちりばめているため(^_^;)、母の作った見本を使って解説予定で、完成図はこんな具合です。ハッピーバースデーの曲も流れます。
Scratchのリミックスとは?
実は今回のバースデーカードは、Scratchチームが公開している物を元にリミックスしたものです。
Scratchでは、公開されている作品をアレンジする「リミックス」はちゃんと認められている行為で、Scratchチームが公開している作品も多くあります。(ちなみにこのバースデーカードは、ユーザーの作ったものをScratchチームがリミックスして公開しているようです)
カードが開く動きやハッピーバースデーの曲、バースデーケーキのろうそくが揺らめく様子などは、元となっているプログラムのものをそのまま使うので、簡単に凝ったカードが作れますし、誰かに贈って反応をもらうこともできるので、小学校低学年など小さなお子さんがScratchを楽しむのにおススメです。
リミックス用プロジェクトを作成する
まずはリミックス用のプロジェクトの作り方を見てみましょう。元とするプロジェクトを開き、リミックス用として保存する操作は、ボタンをクリックするだけなので簡単です。
見本のプロジェクトを開く
Scratchにログインしたら、以下のリンクをクリックして、Scratchチームが公開しているバースデーカードのページを表示しましょう。
図のように表示されるので、「中を見る」をクリックして開きます。
リミックス用として保存する
プロジェクトが開いたら、右上にある「リミックス」をクリックします。リミックスのボタンにポインタを合わせると表示されるように、このプロジェクトのコピーが保存され、自身でアレンジ可能になります。
ファイル名が「Greeting Card remix」になり、その下の「作者」が自分に変わりました。
自分が作ったプロジェクトと同じように、Scratchの自分のフォルダに保存され、編集可能になっています。
これで準備ができました。次回から何回かに分けて、表紙部分のイラストの変更、カード内の文字とキャラの変更などを行っていきたいと思います。